ソーニャ文庫

歪んだ愛は美しい。

呪いの王は魔女を拒む

呪いの王は魔女を拒む

著者:
月城うさぎ
イラスト:
ウエハラ蜂
発売日:
2021年02月03日
価格:
700円(税抜)
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認めない。俺がお前を愛しているなど――。

田舎貴族の娘ララローズは、ある日突然、無実の罪で投獄されてしまう。そこに現れたのは、以前、旅先で出会い、名も知らぬまま淡い恋心を抱いた美貌の男。なんと彼は、国王ジェラルドであると言う。さらには、ララローズの曾祖母に呪いをかけられていると告げてきた。初めて耳にする話に驚き戸惑うララローズ。だがそんな彼女をよそに、ジェラルドは旅先での紳士的な態度から一変、冷酷な支配者の目で、解呪のためにその身を差し出せと命じてきて――!?

魔女の呪いを受け継ぐ国王×おせっかいな魔女の子孫、呪いがつなぐ恋の行方は――!?

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登場人物紹介

ララローズ

ララローズ

魔女の血を引く娘だが特殊な力はない。旅先の温泉で出会った紳士的な男にトキメキを感じていたが……。

ジェラルド

ジェラルド

目的のためなら冷酷にもなる若き王。解呪のために、ララローズを利用しようとしていたが……。

お試し読み

「お前の泣き顔はそそられるな」
 涙の滲んだ目をジェラルドに向ける。ぼやけた視界の先がどんな表情をしているのかわからない。だがその声は楽し気に弾んでいるようだ。
「ここも、十分蕩けている。こんなに蜜をこぼしているぞ」
 媚薬を注入された場所にふたたび指が這わされた。ぐちゅりとした水音が響く。
 ──蜜……。
 意識すると、確かに下肢が濡れている。分泌液が溢れる感触がした。
「あ、やぁ……」
「はじめてでここまで濡れるなんてな。お前の素質か、媚薬の効果か」
 まあ、どちらでもいいか、などと呟き、ジェラルドの指が一度に三本も挿入される。
「んぅ……!」
「どうだ、欲しかった場所に指を挿れられた感想は。先ほどよりきつく締め付けて離さないぞ」
 ──苦しい……のに、どうして……。
 引きつれるような痛みもなく、さらに奥に欲しいと思ってしまう。
 もっと奥までと強請るように、知らず腰が揺れた。
「腰が揺れたな。身体は正直だ」
「はぁ、ン……やぁ……ッ」
 ──違う!
 抗議の言葉が出てこない。代わりに悩ましい声が漏れた。
 頭では自分から折れたくないと思うのに、身体は貪欲に快楽を訴えてくる。
 早く空洞を埋めてほしい。指だけでは足りない、もっと奥まで埋めてほしい、と。
 ──そんなの言いたくない……!
 ぽろぽろと目尻から雫が落ちる。相反する感情が混ざり合い、混乱をきたしていた。
「強情だな」
 中に埋められていた指が引き抜かれた。こぽりと愛液が蜜口から零れる。
「んぁ……」
 途端に感じたのは切なさ。そしてなんで抜いてしまうのかという苛立ち。
 ララローズはもはや我慢の限界に達しようとしていた。
「だが、なかなか楽しめた」
 ジェラルドが下穿きを脱ぎ、裸体をすべて晒す。
 彼の身体の中心には雄々しく天を向く雄の象徴──。臍まで反り返るほど猛々しいその棍棒にララローズの視線が奪われた。
「ぁ……」
 男性器を直視したのははじめてだ。太くて長くて、血管まで浮いて見える。
 それを見て恐怖心を抱いているのに、ララローズは自分が期待をしていることにも気づいていた。
 口内にたまった唾を呑み込み、子宮がそれを求めているのを感じ取る。
「怯えと期待と抵抗と快感。お前の表情は実に雄弁だな」
 蜜口に先端が当てられ、ララローズは息を呑んだ。
 ──熱い……。
 指とは比べものにならない質量。つるりとした感覚が伝わってくる。
 ぐちゅりとした水音が自分が流した愛液の音だと思うと耳を塞ぎたくなるが、きっとジェラルドが許さない。
 ジェラルドは己の楔を上下に動かし、愛液で濡れて滑りやすくなったララローズの秘所を楽しんでいるようだ。
「あ、あぁ……」
「ここに触れたらお前の気が飛ぶだろうから触れてやらん」
 ぷっくりした花芽を軽く擦られる。一度も指で弄られなかった場所だが、ジェラルドの楔で触れられただけで胎内にくすぶる熱が膨らんだ気がした。
「ンゥ……」
「強請れ、ララローズ」
 ぐちゅぐちゅと淫靡な水音を奏でながら、ジェラルドが淫らな誘惑を仕掛けてくる。
「ここに欲しいとお前が強請るんだ。腰を揺らすだけじゃない、言葉で示せ。お前が選ぶのだろう?」
 屈しろと、やせ我慢はせず、自ら欲しいと言えと要求される。
 ジェラルドの表情を窺えば、彼の額にも汗が浮かんでいた。目元はうっすらと赤く染まり、吐息も苦しそうだ。
 ──この人も我慢してるんだわ……。
 意地の張り合いである。そんなやせ我慢をしなくてもいいのに、互いに面倒くさい性格をしているらしい。
「陛、下……」
 自ら両脚を広げ、震えそうな息を吐き出した。

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