ソーニャ文庫

歪んだ愛は美しい。

秘密の取引
  • yondemill

秘密の取引

著者:
富樫聖夜
イラスト:
うさ銀太郎
発売日:
2014年02月03日
定価:
660円(10%税込)
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男の欲望、知りたくない?

準男爵の娘リンゼイには、秘密があった。それは、ゴードン・リューという男の名前で作家活動をしていること。しかしある日、女性と見紛う美貌の貴族レナルドに正体を知られてしまい…。リンゼイは、意味ありげに微笑む彼から、ある取引を持ちかけられる。その内容は、しばらく婚約者のふりをしてほしいというものだった…! さらには「恋愛描写がうまくなるよう、本当の男女の関係がどういうものか教えてあげる」と囁かれ――!?

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登場人物紹介

リンゼイ

リンゼイ

準男爵家の娘。男の名前で密かに作家活動をしているがレナルドに知られてしまい…。

レナルド

レナルド

伯爵家の嫡男で王室図書館の副館長をつとめる。なぜか普段は女言葉で話すが、男の言葉も使うようで…。

お試し読み

「……ああ、ん、くぅ」
 リンゼイは奥へと差し込まれる感覚に声を漏らしながら、顔を赤く染めた。レナルドの言う通りだ。リンゼイの身体はこの間のことを覚えていて、ドレスに手をかけられた時から密かに潤い始めていたのだ。再び触れられることを求めて。
 ──自分はなんて淫らなんだろう。たった一度触れ合っただけなのに。
 ……けれどそう思うたび、背中に震えが走るのはなぜ?
 初めは好奇心、知りたいという欲求から取引に応じた。でもそれはレナルドが純潔を守ってくれると約束してくれたからだ。でなければ、いくら執筆のためとはいえ、決して取引には応じなかっただろう。安全だと分かっていたから無茶ができたのだ。けれどこれ以上行為が進めば無傷ではいられなくなるだろう。夫となるべき相手に捧げるものを、奪われてしまうかもしれないのだ。
 ……ああ、けれどこの綺麗な人に奪われることを考えると、胸がざわつくのはなぜ?
 触れて欲しい。けれど、怖い。この先にあるものを知りたい。けれど、これ以上はダメ。
 ──一体、自分は何を望んでいるのだろう?
「……っあ、んんっ……だ、め……」
 奥まで差し込まれた指がゆっくり抜き差しを始めた。指の腹で敏感になった壁を擦られ、内股がビクンと震える。ぬちゃぬちゃと粘着質な水音が馬車の中に響き渡った。狭い空間での音はやけに大きく聞こえてしまい、更に羞恥心を煽る。なのにどういうことだろう、音が大きくなればなるほど奥からますます蜜が染み出してくるのだ。
「こんなに熱く潤んで指を締め付けてくる……気持ちいい?」
 リンゼイの感じる場所をからかうように擦り上げながらレナルドが問う。
「き、聞かないで、下さい……!」
 ぷるぷる震える手で座席を握り締め、唇を噛みしめながらリンゼイは襲ってくる快感に耐えた。でなければ今にも嬌声が喉をついて出てしまうだろう。
「もう一本増やそうか」
「……はぅ……!」
 指が二本に増やされ、その指にまで奥の感じる場所を暴かれ、リンゼイの腰がビクンと跳ねる。 
「や、やぁ! そこっ……!」
 大きな声が漏れそうになってハッと口をつぐむ。そんなリンゼイをよそにレナルドの指はゆっくりと抜き差しをしながらバラバラに動き、胎内を蹂躙していく。奥の感じるところばかりではなく、奥を穿ったまま手首を返され、ぐるりと壁が擦られて身悶えするほどの快感が上ってきた。奥からどっと蜜が溢れてレナルドの手を濡らす。そのことが更に羞恥を煽った。
「……も、お願い……許し、て……」
 戦慄く唇でリンゼイは懇願した。このままだとこの馬車の中で達してしまうだろう。そうしたら声を抑えられなくなるに違いない。けれど、レナルドはリンゼイの懇願を無視して、淫らな音を響かせながら抽挿を繰り返す。
「あ、ああ、や、お願い、声が、出ちゃう……!」

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