ソーニャ文庫

歪んだ愛は美しい。

純愛の隷従

純愛の隷従

著者:
宇奈月香
イラスト:
Ciel
発売日:
2019年04月03日
定価:
726円(10%税込)
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お前はただ俺に身体を差し出せばいい。

難病にかかった恩人の薬を得るのと引き換えに、国王ルフィノの閨房指南役を引き受けたユリア。かつてルフィノ専属の世話役だった彼女は、6年前、ある出来事がきっかけで、彼の前から突然姿を消していた。以来ルフィノは、女性にまったく興味を示さないのだという。だが再会した彼は、欲望も露わにユリアの無垢な身体を貪り、快楽を刻み込む。ユリアに捨てられたと誤解している彼は、辛辣な言葉で彼女を貶めると、塔の一室に監禁し、執拗に嬲り続け――!?
愛に飢えた“氷の王”×罪に苦しむ元世話役、すれ違う想いの行く先は……?

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登場人物紹介

ユリア

ユリア

ルフィノに命を助けられ世話役になる。だが6年前、ある人物に騙されてルフィノのもとを去ることに…。

ルフィノ

ルフィノ

罪人に容赦のないことや、その圧倒的な美貌から、氷の王と呼ばれている。ユリアに冷たく当たるが…。

お試し読み

「あ、あの……ルフィノ様」
 理由を尋ねようとしてユリアもベッドから下りる。
 しかしその直後、その場にへたり込んでしまった。
「あれ……、何で?」
 うろたえるユリアに、ルフィノがまたため息をついた。
「何をやっている」
 椅子から立ち上がり、近づいてくるなり腕を?んでユリアを立たせた。
「も……申し訳ありません。足に力が入らなくて」
「これ見よがしに、初心なふりなどするな」
「どういう意味ですか?」
 問い返すと、ルフィノはわずかに目を細めた。その嫌そうな表情に、ユリアはますます困惑してしまう。
 明らかに昔と違う態度からは、ユリアに対する嫌悪が感じられた。
 どうしていいかわからなくて、アイスブルーの双眸から目を背けた。
「お前のいい男は、腰が立たなくなるほどお前を抱いてはくれなかったのか?」
「な──っ」
 カッと頬を赤らめるユリアを、ルフィノが引き寄せた。彼の左腕が腰に絡みつけば、嫌でも身体が密着した。
「そう言えば、昨夜は随分と痛がっていたな。お前の男のものはよほど小さかったとみえる」
 腕を?んでいた右手が思わせぶりな仕草で臀部を撫でる。その手が前へと回り込み、秘部に触れた。
「や……っ、ルフィノ様! おやめください」
「何をやめるのだ? 俺は出ていけと言った。それを無視して近づこうとしたのはお前だ。口では何と言おうとも、本心は別にあるのだろう? ああ、少し弄るだけで、昨夜の名残が滲み出てきているではないか」
 期待しているのだろう? と耳元で囁かれ、身体中から火を噴きそうなくらい羞恥に熱くなった。
「ち、違いますっ」
 ユリアの制止も聞かず、まだ違和感の残る場所をルフィノが指で弄る。それだけで、じわっと秘部から溢れてくる感覚があった。
「この場所を満たしてやったのは誰か言ってみろ? 誰のものを咥え込んでいた?」
「そ……んなっ、……言えま……せんっ」
「なぜ言えぬ? お前の男のものよりもよかったからか? 乱れ狂ったのがそんなに屈辱だったか?」
 ルフィノは言葉でユリアを追い詰めながら、指でも身体を追い込んでくる。溢れる体液でドレスが濡れるほど秘部を弄られることに、ユリアは焦った。どうにかして指の動きを止めさせたくて身を捩るも、腰に絡まる腕が邪魔でうまく動けない。
「本当に駄目──っ」
 密着する身体に異変を覚えたのは、そのときだ。ごりっと下腹部に熱く硬い塊が当たった。
 ハッとルフィノを見上げれば、綺麗な双眸がすぅっと細くなった。
「──そんなに俺に触れられるのは嫌か」
 言うなり、再びベッドへと押しつけられ、ルフィノがユリアの上に馬乗りになる。
「や……、やめてくださいっ」
「誰に向かって言っている」
 威圧感のある声音に、ユリアの身体が強ばった。
 それは、ユリアが見たことのない王としてのルフィノの姿だった。
「我が寝所に入ってきたのはお前だ。ならば、それ相応の扱いをされるのは承知の上だということ」
「待ってくださいっ。私は──」

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